9月12日、町田市立陸上競技場で、東京大学・一橋大学対校陸上競技大会ならびに東京三大学女子対校陸上競技大会が行われた。中長パートからは、男子1500m対校に石川、大垣(以上3)、斉藤(1)、男子5000m対校に森田(4)、大垣、庄司(1)が出場し、男子800mOPに戸田(1)、男子5000mOPに柳谷(5)、石橋(4)、飯田(2)、浅井、佐藤、新庄、渡邊(以上1)、さらに女子1500m対校に一橋から他パートながら池ヶ谷、津田塾からは大塚(3)、中島(2)が出場、女子1500mOPには稲田(4)、島田(3)が出場した。当日は朝から強い雨が降ったり止んだりを繰り返しており、特に男子1500m対校のスタート前などは、豪雨に近い雨に見舞われた。
まずは男子1500m対校が行われた。前述の通り、スタート直前に強い雨が降り始め、1500mとしては非常に悪いコンディションの中で行われた。例年
東大勢を圧倒している種目だけに、今回もスコンクが期待されたが、スタート直後からスローペースになり、スパート勝負になる気配が漂い始める。ラスト
400mの鐘が鳴り、ペースが急激に上がるが、800m関カレ選手の東大渡邉が後方で脚を溜めていた様子。大垣、斉藤はついていけず、石川も大会総務の業
務がたたってか、精彩を欠いていた。結局渡邉に逃げ切られ、石川は4'13"62で2位、斉藤は4'14"91で3位、大垣が4'17"00で4位と、ま
さかの取りこぼしになってしまった。渡邉のスピードを過小評価した感は否めず、チームとしても苦しいスタートとなった。
直後に女子1500m対校・OPが行われた。対校レースでは東大2名が格上と目されており、厳しいレースが予想された。中島は前半、昨年優勝の日下に食らい付くが、
徐々に後退。その後東大の2番手にも交わされ、らしくないレースで3位フィニッシュ。記録も5'27"76と低調だった。大塚はほとんど見せ場を作ること
ができず、5'48"20の4位でゴール。池ヶ谷は他種目に影響を残さぬよう、6'39"29の5位でゴールした。名大戦でも同様に厳しい戦いが予想され
るだけに、巻き返しに期待したいところだ。 逆にオープンレースでは自己ベスト更新がみられた。休部から復帰したばかりの稲田が5'51"50で大学初の6分切りを見せれば、島田も5'54"62と好タイムで走り、津田塾としての層の厚さを示してみせた。駅伝シーズンには奥多摩駅伝も控えているだけに、22大戦以降の活躍にも注目である。
続いて男子800mOPがスタートした。生涯初の800mレースとなった戸田だが、前半か
なりのハイペースで1周目を通過した。2周目は予想通り失速したが、それでも粘りを見せて2'15"79でゴール。来年は5000mでも結果が求められる
存在になるだけに、今後の活躍に期待したいところだ。
最後に5000m対校・OPが行われた。対校レースは森田の持ちタイム15'10
が4番手と、ハイレベルなレースが予想された。しかし、この予想に反して極めてスローな展開でレースはスタート。東大の東・山田が交互に集団を引っ張り、森田は2番手、大垣が
最後尾に待機する展開。大きな動きが全く無いまま、残り700mから森田がスパート。直前の練習では絶好調だった森田だが、この仕掛けの早さが仇となった。山
田ら3番手以下は1回目のスパートで振り切ったが、東だけは余裕を残しており、ピッタリと付いてくる。大垣は1500mの疲れもあったが、山田には先行し
た。結局森田はラスト200mで2回目のスパートをかけるも振り切れず、逆にラスト100mで体1つ分前に出られて2着。記録は15'30"09。大垣は
そのまま3位でゴール。15'35"88だった。庄司は4000mまでよく粘ったが、ラスト1000mのペースアップには対応できずに16'15"99で6位。庄司の経験は2年前の大垣のそれと全く同じもので、大垣もこの悔しさを糧に成長してきた。庄司は名大戦でも苦しい戦いが予想されるが、来年以降の糧
にしてもらいたい。
オープンレースは2組行われた。この時間になると雨が止んで気温も下がり、記録を狙うには絶好の環境となった。1組目で目
を引いたのは、旧三商大戦に続いて、またも新庄だった。同組の柳谷も自己ベストを大きく更新するペースで走っているのだが、新庄はさらにその前を走ってい
る。自己記録で上回る渡邊もこれには付いていけず、結局新庄がチームトップの16'23"27でゴールし、競技歴わずか5ヶ月であっさり16分半を切ってみせた。柳谷も自己ベストを10秒近く更新する
16'26"40。渡邊は16'35"34、飯田は絶好のコンディションを生かしきれず、16'53"89と不満の残る結果となった。
2組目はこの時期恒例となった、箱根予選会出場をかけた戦いとなった。対象者は石橋、浅井、佐藤の3名。これに対校レースを終えたばかりの森田と大垣が
ペースメーカーとして加わり、3人のうち誰か1人でも17分を切れば出場権獲得という状況の中スタートした。序盤は3人とも良いペースを刻んでいたが、まずは浅井が
集団から脱落。続いて佐藤も失速し、可能性は石橋1人に託された。4000mの通過時点で数秒の借金を抱えており、達成は微妙な状況だったが、石橋は4年
生の意地を見せる。懸命のスパートを見せるが、それでもわずかに及ばず、17'05"55でゴールした。佐藤は17'23"32の自己ベスト、浅井は17'27"00で、2人とも最後まで頑張りを見せた。これで出場権獲得の望みは22大戦に持ち越しとなり、その直後の日体大記録会を含め、残るチャンス
は2回となった。
部史から判断するに、今年の東大戦には40連敗阻止がかかっていた。また、近年まれに見る接戦が予想され、その予想
通り最終成績は同点となった。しかし優勝種目数差で東大に軍配が上がり、40年ぶりの優勝はならなかった。1500mや5000mで1つでも順位が変わっ
ていれば…とタラレバは尽きないが、また来年に向けて再出発をせねばなるまい。まずは目前に迫った22大戦、名大戦、箱根予選会出場権を目指して、各自気
合いを入れなおしてほしいところだ。 |