10月3日、知多運動公園陸上競技場で、今季最後の対校戦である名大戦が行われた。中長パートからは、男子800m対校に石橋(4)、石川(3)、斉藤(1)、男子1500m対校に石川、大垣(3)、斉藤、男子5000m対校に森田(4)、大垣、庄司(1)、男子800mOPに浅井(1)、男子5000mOPに柳谷(5)、飯田(2)、新庄、渡邊(以上1)、女子1500m対校に大塚(3)、中島(2)、女子800mOPに稲田(4)、島田(3)が出場した。佐藤(1)は故障で、戸田(1)はやり投の対校に専念するために欠場した。当日は晴天に恵まれ、10月とは思えぬ残暑の中での大会となった。
最初に行われた中長距離種目は、男子1500m対校。
名大エース格の村西が体調不良で補欠にまわり、メンバー的にもスコンク勝ちが期待された。ただ、出場する3人全員が2種目めを残しており、いかに体力を温
存できるかもカギとなった。スタート後は大垣が集団を引っ張り、対校戦としてはやや速めのペースで800mを通過。ここで先頭は石川に変わるが、名大勢が
仕掛けてくる様子は無い。斉藤もまだまだ余裕を残しており、ラスト200mからのスパートであっさりと一橋のワン・ツー・スリーが確定した。優勝は石川で4'11"26、大垣が4'12"32で2位に入り、斉藤は4'13"90で最後の直線を流した。この種目を専門にするのは石川だけだが、相変わらず地力で押し切り、得点源に変えてしまう大垣・斉藤には敬服するばかりだ。
その直後には女子1500m対校が
行われた。名大女子は長距離種目も得意としており、戦前から駅伝で鍛えられた走力には苦戦するのではとの予想もあった。レースは5分を切るペースで始ま
り、大塚にとっては明らかなオーバーペース。中島にとってもかなり速い入りとなり、徐々に先頭から離れていく。何とか名大2番手を捕まえたかったが、5分
強で走られてはそれも届かない。中島は5'13"44でゴールするも3位。大塚は5'40"60の大学ベストだったが、4位と完敗した。やはり根本的な走
力に差があったとしか言い様が無い。この完敗を糧に、残りのシーズンに励んでほしい。
続いては男子800m対校が
行われた。石川・斉藤は完全に連戦となる厳しい日程だったが、それを感じさせない様子でスタートラインに立つ。先日まで箱根予選会出場のために5000mを走っていた石橋にとっては、久しぶりの800mになった。実力的には名大エースの井上が抜けており、800m専門の斉藤も1500mの疲れからついてい
けない。それでも残りの2人には終始リードし、石川とともに2位・3位を守った。石川が2'00"20の2位、斉藤は2'00"83で3位に入った。石橋もラスト200mまではよく粘ったが、やはり中距離練習の不足は否めず、スパートで置き去りにされて2'05"06の6位。箱根予選会出場の代償が、ここで露呈した格好となった。 直後には男女800mOPが
行われた。男子レースに出場した浅井も、直前まで5000mの練習をしており、中距離練習不足のまま800mに出場。やはり影響は大きく、2'12"77で大学ベストの更新には至らなかった。女子レースでは島田が躍動した。最近1500mで大きく記録を伸ばしてきた島田だったが、800mでもベストを5秒
更新する2'41"22でフィニッシュ。まさに絶好調の走りで、一気に2'40切りが見えてきた。稲田は最後のトラックレースを2'47"81で終え、あとは奥多摩駅伝を残すのみとなった。最後のレースを悔いの無いように走ってもらいたい。
最後に行われた中長距離種目は男子5000m対校・OPだった。対校レースの時間帯で気温はなんと30℃に迫っていたが、自己記録が5番手までで15'10というメンバーで行われ、ハイペースでのレースが予想された。まず飛び出たのは大垣だったが、すぐに名大の山本が先頭を奪い返す。山本は2000を5'52
で通過する超ハイペースで引っ張り、名大の残り2人もそれにつく。3000m時点で森田は集団のやや後ろ、大垣は大きく後方に位置しており、スコンク負け
も見える状況となった。しかし2人はややペースの落ちた集団に再度追いつき、ラスト1周で大垣が大外3レーンからスパート。山本は余裕がある様子だった
が、1列外の森田がブラインドとなり、スパートへの反応が5秒近く遅れた。大垣は森田との連携で作った貯金を400m63秒のスパートで守り切り、14'57"44の大会新記録で優勝。森田も2番手以下は抑え、15'02"44で3位に入った。結果的に5位の濱田までが大会記録を大きく上回る、ハイ
レベルなレースとなった。結果的に庄司はスタート直後からレースには付いていけず、16'28"57で6位のゴールを切った。 オープンレース
では、東大戦・22大戦と同じく、好調の新庄が先行。渡邊も序盤は柳谷たちに先行するが、徐々にペースを落とす。このレースでも10月としては異例の猛暑
が影響し、4人のペースはなかなか上がらない。新庄、柳谷、飯田の順でレースは進み、渡邊は最近の不調を象徴するかのような走りで4番手へ。結局新庄でさ
え16'49"80と低調な記録に。柳谷は17'07"77、飯田は17'16"14、渡邊は17'40"56だった。4人は駅伝対校メンバーの当落線上に
おり、残る箱根予選会と2、3の記録会が選考材料となる。
チームは1500mで作った大量リードを終始守り切り、2連覇を達成。中長
パートのリードが大きく勝利に貢献した。記録的には、これだけの気温の中で大垣と森田のマークした15分前後が大きく評価できる。また、島田の大幅なベス
ト更新は、さらなる飛躍を予感させるものだった。いよいよトラックシーズンも終わりに近づき、男子は箱根予選会へ向かう。最後の追い込みを怪我なく乗り切
り、20kmの長丁場を楽しんでほしい。 |