5月23日、国立競技場で、関東学生陸上競技選手権大会(関東インカレ)の3日目が行われた。中長パートからは、新入生の斉藤(1)が2部男子800m予選に出場した。中長パートからの個人種目出場は、2007年の斉藤先輩(OB)以来となり、同姓の斉藤が同じ種目に出場することになった。 斉藤は標準記録を昨年の埼玉インターハイで突破しており、大型ルーキーの走りに注目が集まった。
斉藤は入学以来、受験期間に落ちた体力を短期間で戻し、その大きなストライドを生かした走りで、練習では中距離陣の中でも存在感を見せていた。ただ、昨年のインターハイ以来9ヶ月ぶりのレースということもあり、不安要素も抱えたままで本番を迎えていた。
レース直前、トラックに姿を見せた斉藤は、関東インカレの大舞台に緊張しているようであったが、初めて見せる我が部のユニフォーム姿には、どこか頼もし
さを感じさせるものがあった。レースは棄権者が多発して4人で行われた上、比較的ゆったりしたペースで始まったため、位置取りに苦労する様子は見られな
かった。しかし、斉藤の走りにはさほど余裕が感じられない。400mを59秒で通過なら、斉藤にとってはかなり遅い展開だったはずである。結局600mま
では集団だったが、ラスト200mのスパート合戦には反応できず、見せ場無く4位でゴール。斉藤にとっては悔しいデビュー戦となった。しかし、それでも記
録は1'59"49をマークしており、デビュー戦で2分切りを見せた新入生は斉藤が始めてだろう。
今後は中距離だけでなく、部全体を引っ張って
いく存在になっていくだけに、まさに「良い舞台を経験した」といったところか。当然本人は結果に納得しておらず、わずかな落ち込みと猛烈なリベンジの決意
を見せていた。来年、同じ舞台で違う結果を残す斉藤に期待したい。 |