9月19〜21日、千葉県
総合スポーツセンター陸上競技場で、
国公立22大学対校陸上競技大会が行われた。中長パートからは、男子800m対校に斉
藤(1)、男子1500m対校に斉藤、
男子1500mOPに柳谷(5)、飯田(2)、戸
田、渡邊(以上1)、男
子5000m対校に森田(4)、大垣(3)、男子5000mOPに石橋(4)、飯
田、浅井、佐藤、新
庄(以上1)、男子10000m対校に森田、大垣、男子3000mSCに柳谷、庄
司(1)、渡邊、女子
1500mOPに島田(3)、中島(2)が出場した。気候は全体的に曇っていた時間帯が多く、中長
距離種目としては良いコンディションでレースを迎えることができた。
1日目(9/19) 最初の中長種目は男子1500m対校予選だっ
た。石川が直前の体調不良で欠場となり、斉 藤が1人で3組目に出場。同組にはこの種目を制することになる横
国大の中山がおり、かなりハ イペースな展開に
なるが、斉藤は果敢に中山に挑み、800mを過ぎるとさらにレースは加速す る。斉藤は最後の直線でもスパートを見せ、中山に続く組2着でゴール。記録は4'05"84の自己 ベストとなった。斉藤はまだ余
力を残していたが、2・3日目に行われる800mを重視していたた め、1500m決勝は欠場した。
続いて行われたのは今
大会のハイライトの1つとなる男子10000m対校。
森田は絶好調、大 垣は東
大戦の疲労から絶不調と、2人は対照的なコンディションで臨んだ。レースは東学大の 斉
藤が飛び出し、かなり速い入りになるが、この
ハイペースと1日目を通して吹き荒れていた強 風が原因となり、5000mを過ぎるころには先
行した斉
藤も含めて有力選手が相次いで脱落。大
垣も
先頭集団には付けず、優勝争いは森田と茨城大の秋山に絞ら
れた。森田は9000mを過ぎ ても余裕を残し
ており、ラスト1周の鐘で始まった秋山のスパートを潰すと、逆にラスト300mから スパート。ここを45秒で駆け抜け、見事に優勝のゴールを切った。記録
は30'58"76の自己ベス ト。これは学内歴代3位となる記録だ。大垣は苦しい展開となった
が、粘りに粘って3位を奪い返 し、森田とのアベック表彰台を
決めた。記録は31'31"50だったが、これだけ調子の悪い中で昨 年に続く表彰台を確保したことは、森田の優勝以上に評価でき
る成績だろう。2人の好走
が、翌 日の男子5000mOPに勢いを付けたことは言うまでもない。
2
日目(9/20)
2日目は男子3000mSCか
ら始まった。今大会の中長距離種目で唯一の猛暑となり、グラン ドコンディションには恵まれなかったが、久しぶりにフルメンバーの3枠で出場した。タイム
レー ス決勝1組目には柳谷と渡邊が出場。渡邊が選考する形で始まったが、柳谷が専門選手として の経験を見せる。柳谷は数少ない出場機会をものにしようと懸
命のハードリングを見せるが、 やはり高気温がたたり、自己ベスト更新はならずの10'27"70で組11位。渡邊は後半大きく失速 し、10'45"70の組16位でゴールした。2組目には高校時代から経験のあった庄司が出場。8位 入賞を目標に掲げた庄司は、序盤快調な滑り出しを見せ、1000mを3'10
で通過した。しかし レース中盤から大きく失速をはじめてズルズルと後退。最後はハードリング後に蛇行する姿
も 見られたが、無事10'22"19の組21位でゴールした。3人とも目標とする結果は残せなかった が、この経験は今後に生かしてほしいところだ。
次に男子800m対校予選が
始まった。前日1500mで好走した斉
藤が単独で出場。どの組も それなりのハイペースで2分を切る展開となっていたが、斉
藤が出場した4組目も同様だった。
1周目を59秒で通過すると、そのままペースは落ちずに1'59"53の組2位でゴール。もちろん予 選は通過したが、本人は組1位を狙っていただけに、や
や不安の残る結果となった。
2日目の最後に男子5000mOPが
行われた。日没後の時間設定ということもあり、昼間に比 べて格段に涼しい気温の中で行うことができた。3組目の飯田以外は全員2組目となった。もち ろんこ
の2組目では持ち越しとなっていた箱根予選会出場権をかけた戦いが繰り広げられてい た。すでに17分を切っている新庄は、申請記録が東大戦前のものだった
こともあり、組に恵ま れなかった。3組目ならばさらなる記録更新もあったかもしれないが、今回は前でのレースが続 き、16'29"30と及ばなかった。残
る3人は東大戦同様17分切りを目指したが、やはり浅井や佐 藤は苦しいペースまで落ち、前回同様石橋に出場権獲得が託された。今回も石橋はギリギリの ペー
スで4000mを通過したが、この時点でラップが84秒まで落ちており、部員の脳裏に不安が よぎった。しかし今回はラスト600mからスパートがかかり、
16'57"20で歓喜のゴールを迎え た。この瞬間が今大会最大のハイライトだったかもしれない。普段の対校戦で活躍の少ない4 年生が、2日連続で意地を
見せた結果となった。その後佐藤は17'37"22、浅井は18'13"20で ゴールし、長距離パートの佐藤は11人目の出場権をかけて1週間後の日体大
記録会に臨むこ とになった。
3日目(9/21) 3日目最初の中長種目は、男子800m対校準決勝だっ
た。予選を通過し斉
藤は準決勝1組 に出場。結果的にこの組が最もハイペースとなったわけだが、58秒台で400mを通過しても、集 団のスピードは落ち
ず斉
藤は4番手から順位を上げられない。そのまま1'57"79の組4位でゴー ルし、各組2着+2名の条件から、決勝進出は厳しい状況となった。しかし
2組目で斉
藤の記録 を上回る3着以下は出ず、最終3組でも3着の東北大本間がかなり微妙なタイミングでゴールし た。なんと本間は斉
藤と全く同記録で並び、
熾烈な8枠目争いとなったが、写真判定の結果 1000分の2秒以上の差が認められたらしく、本間の先着と斉
藤の準決勝敗退が伝えられた。斉
藤にとっては悔
しい結果となったが、まだまだ伸びしろは十分に残っているため、来年の活躍を 期待できる結果と言えるだろう。 次に男子5000m対校が
行われた。大垣は
不調から回復しておらず、苦しいレースが予想さ れていたが、凄まじいペースでレースが始まると、大垣は
積極的に先頭集団に絡んでいく。森 田は
集団からやや距離を置くが、結局他に集団を追う選手がおらず、孤立状態のままレースを 進める羽目になった。大垣は不調とは思えぬ走りで1500m覇者
の中山のペースに食らい付く が、さすがに終盤の猛スパート合戦からは脱落した。それでも5番手争いを制し、何と自己ベス トを更新する14'51"99で
ゴールした。大垣はこの記録で、ついに遠藤先輩や鵜野先輩を抜き、 学内歴代2位に躍り出た。森田は
集団との差を最後まで詰めれなかったが、それでも一応の
粘 りを見せ、15'00"42の7位で自己ベストを更新。14分台突入はならなかったが、10000m優勝者 の意地は見せた。
最後の中長種目は男女1500mOPとなっ
た。男子は柳谷が4'25"01、戸田が4'52"43と自己 ベストを更新。渡邊も大学初レースながら4'20"88でゴールした。前日の5000mの疲
労が響い た飯田は4'38"34と失速した。
女子は中島が5'18"62と無難な記録に落ち着いたが、島田は5'43"72で走り、2戦連続で自 己ベストを大きく更新した。島田は1500mで
も大塚に迫る勢いを見せており、女子パートそ底上 げに大きく貢献している。これで奥田が復帰すれば、女子パート一丸となって名大戦、奥多摩 駅伝に臨めるだ
ろう。
今回の石橋の17分切りによって、男子パートは4年連続の箱根予選会出場権を獲得した。とはいえ、や
はり今年も中距離陣の競技
を犠牲にしてまで掴んだ出場権となっている。この是非に関する議論はここでは割愛するが、ひとつ言えることは、予選会で20kmの記録を狙うべき選手は、
中距離陣の支えに120%応えなければならないということである。また中距離陣だけでなく、チーム全体の支援があってこその予選会であることを自覚し、地
元立川路で恥ずかしくないレースを披露できるよう、残りの期間を悔いなく過ごしてもらいたい。 |